1月9日 新年特別セミナー
初めて投稿させていただく龍葵代表の鈴木です。いつもは葵指導部の細川、山中両名が稽古記録を更新していますが、今回から定期的に私も投稿をしていきたいと思っています。第1回目の投稿は、1月9日におこなわれた令和5年「新年特別セミナー」での内容について書いていきます。この新年特別講習会は、毎年1月におこなわれており、安藤師範による指導のもと、大阪、宮崎等、全国から合気道龍各傘下の団体代表者が参加されます。
今回のセミナーのテーマは「剣と体術の理合い」ということで、内容は①剣の打ち込み ②片手持ち四ヶ条抑え(一) ③片手持ち二ヶ条抑え(一) ④組剣(一)(二) ⑤片手持ち側面入り身投げ(二) ⑥三ヶ条(手の下ろし方)
安藤師範は学生時代、岩間の斉藤守弘先生から剣を習われたとのことで、まず最初に、腰の回転を使って剣を振る打ち込みについて解説がありました。右足前で打ち込む場合、右腰を捻りながら打ち、右肩をやや前に出します。(※下写真1.2参照)腰を捻る際、ただ右腰だけを捻ってしまうと、左腰が効かず力が集中しません。なので、右肩前で半身にはなっているが、後ろ足の踵を内に入れ左腰も入れ、後ろ足の張りをなお効かせます。腰を両側から逆方向に回転させることでせめぎ合わせ、中心に力を集中させる。これこそが「中心力」とのことでした。養神館では、構え、臂力の養成など、逆腰(軸足と反対側の腰)を入れることを強調します。これは、実際の半身をとる前段階の、中心軸を自覚また、鍛練する形になっているのですが、全ての場面でその形が正しいと思ってしまうと、技の中では、相手と合わず、力が流れません。体術では、どこで剣の素振りでおこなった腰の捻りが使われているのかを、片手持ち四ヶ条抑え(一)、片手持ち二ヶ条抑え(一)をおこないながら説明していただきました。また説明の途中、昔の書籍「養神」の塩田館長の写真を見せ、示される場面もありました。
今回のセミナーでご指導いただいたことを、日頃の稽古でも活かしてまいりたいと思います。また、稽古で気づいたことなどを時々書かせていただきますので、よろしくお願いいたします。私が普段更新している、通常の稽古日誌は下記リンクからご覧ください。
鈴木
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